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代表挨拶

代表取締役  齋藤 与司二

ご 挨 拶
 
 かつて、宝の山といわれていた里山も荒廃した森林が全国いたるところで数多く見受けられようになってきています。日本人は、元来地域の自然の中で寄り添い、折り合いをつけながら生きてきた、「人々と自然の共存の歴史」が築き上げた文化や風土があったように思います。生物多様性の危機がこれほどまでに深刻になる以前は、生産と暮らし(消費)の均衡が図られ、少なくとも現在よりはずっと近い距離関係にあったように思います。特に、里山や田園の環境は、営みと暮らしが綿密に結びついていて地域の自然資源に対する依存度は現代よりもはるかに高く、その感性も緊密でした。
 
 しかし、社会情勢の変化によって生産効率の向上が至上命題になると、ありとあらゆる環境が「生産効率の向上」という価値観のみで判断されるようになってきました。地球上の生物多様性が悪化傾向にあるという背景には、こうした大量生産、大量消費、大量廃棄といった市場経済システムが成長してきたことが悪化原因の一つではないかと思いす。
 
日本企業の持つめざましい技術開発や進歩によって、安価で高機能な商品やサービスの提供が受けられ、人々の暮らしは本当に豊かになりました。一方、人々の暮らしから「その土地ならでは」の郷土色や「その時期・時節ならでは」の季節感といった伝統的な生活文化が失われていく風潮にあります。
 
 当社は、忘れ去られようとしている化石燃料の使い方や、地域の自然と、人々の関わり方、そして地域固有の文化を守り育み、再生していくことこそが、ライフライン・インフラ整備の技術コンサルタントを行う企業として取り組むべき社会的責任の極めて重要な要素であり、後世に残せる資源上手につたえていきたいと考えています。
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